【施設再開館のお知らせ】

政府の緊急事態宣言解除を受け5月28日(木)より再開館いたします。当面の間、下記の通り感染防止のための対策を実施いたします。ご来場を予定されている皆様には下記の項目をお守りくださるようご協力お願いいたします。
「37.5℃以上の発熱があった」「咳・咽頭痛などの風邪症状がある」「過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある」いずれかに該当する方は来場を自粛いただくいようお願いいたします。
室内が大変狭いことから、密集を避けるために入場制限を設けています(10名まで)。そのため、館外でお待ちいただく場合がございます旨ご了承下さい。
来館時は咳エチケット、マスク着用、手洗い・手指の消毒をお願いいたします。
施設管内では人との接触を避けるため、来場された方同士の間に最低1m、可能であれば2mの距離を確保願います。
近距離での発話を避けるため、スタッフによるガイド(解説)は中止しております。

旧神谷伝兵衛稲毛別荘の再開館のお知らせ

旧神谷伝兵衛稲毛別荘は、現在耐震補強工事に伴い休館しておりましたが、
「令和2年3月1日」より再開館いたしました。
皆様のご来場をお待ちしております!

 日本のワイン王といわれた明治の実業家・神谷伝兵衛の別荘として大正7年に建てられた洋館です。当時、母屋のある木造雁行型の和館とゲストハウスの洋館が隣接していましたが、洋館のみが残り、一般公開しています。全国的にも希少な初期の鉄筋コンクリート建築で、大正12年の関東大震災でも崩れることなく今に残りました。
神谷伝兵衛は、浅草の電気ブランの「神谷バー」や茨城県ワイン醸造場「牛久シャトー」の創始者として知られ、生涯を日本人のためのワインづくりに捧げた人物です。
稲毛が海辺の保養地だった頃の記憶を物語る建物としても価値があり、国登録有形文化財に指定されています。

 ●概要

施行:大正7年(1918年)
設計者:不明
構造:鉄筋コンクリート造、地上2階、地下1階
延面積:291㎡
文化財登録:平成9年 国登録有形文化財

開館時間:9:00~17:15
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料
団体見学:7名以上でお越しの場合は事前にご連絡いただくとスムーズにご覧いただけます。解説や資料の配布も対応(要予約)。学校の団体見学ご相談下さい。
TEL:043-248-8723

●建物の特徴

外観

外壁は円柱に支えられた5連のアーチが洋館らしく、細かい白色タイル張りの外観やファサードの直線的なデザインはアールヌーボーやゼセッソンの影響を受けており、その後のモダニズムにも通じています。

→外観デザイン詳細はこちら

 

ベランダは海を眼下に臨んだいかにも別荘らしいものです。

玄関ホール

緩やかなアールの階段が続く吹き抜けのホール。
階段には欅の一枚板が用いられています。

 

 

 

持ち送りが施された天井の中心飾にはワイン王・神谷伝兵衛にちなみに葡萄のレリーフが見られます。

→玄関ホールの詳細はこちら

1階洋間

応接間には大理石をベースにビクトリアンスタイルの絵描きタイルをはめ込んだ暖炉があります。
木の色合いをいかした幾何学的な模様の床は寄木によるものです。

→1階洋間の詳細はこちら

2階和室

本格的な書院づくりの主室の天井は囲炉裏にいぶされた煤竹に縁どられた折り上げ格天井になっています。
床の間の床柱は神谷伝兵衛らしく葡萄の古木を大胆に使用し、主人の思いを伝えます。

→2階和室の詳細はこちら

 

 

付け書院の欄間は葡萄の透かし彫り、中央には伝兵衛が作った「蜂印香竄葡萄酒」にちなんだ蜂もデザインされています。この障子には漆塗面に蒔絵の下飾が施されています。

→葡萄の意匠について

広縁の先には外観の洋風デザインと溶け合うアールコープがあります。

 

 

 

 

地下 →地下の詳細はこちら

旧神谷邸にはワインの貯蔵に使われていたとされる地下もございます。

●神谷伝兵衛について

 1856年(安政3年)、三河国幡豆郡松木島村(現・愛知県西尾市)に生まれた神谷伝兵衛は、わずか8歳で酒造家になることを夢見て、商売見習いや行商などをしながら経験を積み、17歳のとき、横浜のフレッレ商会に雇われ、洋酒製造法を習得しました。その頃、体調を崩しますが、フランス人の雇い主にワインを勧められたところ、みるみる元気になったそうです。
これをきっかけに、日本人に親しまれるワイン「蜂印香竄葡萄酒」をつくり日本中でヒットさせ、明治13年には「神谷バー」の前進「みかはや」を浅草に開業し、速成ブランデー「電気ブラン」の販売をするなど事業を拡大していきました。
日本人向けの混成洋酒にあきたらず、伝兵衛はフランスの葡萄苗を用いた本格的なワイン造りにも挑みます。明治30年に茨城県の原野に葡萄畑を開墾し、明治36年にはワイン醸造場「神谷シャトー」をつくり、世界各地で高い評価を得るワインを完成させました。大正11年に66歳で逝去するまで、人生をワインづくり捧げた人物です。

蜂印香竄葡萄酒と電気ブラン

左)蜂印香竄葡萄酒:輸入ワインに蜂蜜や薬草などを加え再製した混成葡萄酒。「香竄」は伝兵衛の父親の雅号。
右)電気ブラン:ブランデーをベースにジンや薬草をブレンドしたカクテル。当時のアルコール度数は45度だった。

 

 

お土産販売
ギャラリー・いなげすぐの稲毛商店街にて販売中。
・電気ブラン並木酒店

牛久シャトーと神谷バー

牛久シャトー

茨城県稲敷郡(現・牛久市)に建造された日本初の本格的なワイン醸造工場。現在、国指定重要文化財として一般公開されている。

→牛久シャトーホームページ

 

 

神谷バー

明治45年に咲けの一杯売り「みかはや」を洋風にリニューアルして以来、今も変わらず営業中。旧神谷伝兵衛稲毛別荘と同じく、国の有形文化財に登録されている。

→神谷バーホームページ

 

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