【報告】白井綾写真講座「稲毛の街を撮る」

9月24日(土)、千葉市出身の写真家・白井綾さんを講師に迎えた写真講座「稲毛の街を撮る」を開催しました。

今回は、海辺の保養地であった頃の稲毛の歴史を知り、現在の稲毛の町を撮るというテーマ。

当日は生憎の雨天でしたが、稲毛の町ではせんげん通り商店街主催の「アートむすびin稲毛」を行われており、お祭りを楽しみながらの撮影会となりました。白井先生の自分なりのテーマを持つことで、どんなものも被写体になり、構図や撮影方法も変化してくるというアドバイスにより、受講者の皆さんの個性がよく出た写真がそろいました!

撮影後は作品の鑑賞会を行い、白井先生が一人ひとりの写真に対してとても丁寧な講評を述べてくださいました。

以下は受講者の皆さんの写真です。

毎年、白井先生も受講生の皆さんと撮影をしてくださっています。下は、白井先生の写真です。

【報告】カフェkaiki

8月13日(土)、14日(日)の2日間、千葉アートネットワーク・プロジェクト(千葉大学のWiCANプロジェクト)との連携企画「カフェkaiki(かいき)」を開催しました。

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平成23年からスタートしたカフェkaikiは、リピーターの方も、初めてお越しなる方からも好評をいただいている毎年恒例の企画です。

今年もWiCANメンバーが、カフェで会話をしながら楽しく過ごしてもらえるような仕掛けや工夫のつまったコミュニティカフェとなりました。

テラスの奥に見えるカラフルな屋台はWiCANメンバー自作の「キッチン屋台」。

目的に合わせてサイズや機能に変化を持たせることができる優れもの、今回はカフェ仕様で登場しました。

飲み物はメンバー考案のギャラリー庭園になった夏みかんで作ったサイダーや夏みかんピールが人気でした。

恒例となったレトロなかき氷機ツェッペリン号は、動き出すと自然と周りに人が集まってきました。稲毛のお茶屋さん稲毛園の抹茶を使ったかき氷も講評でした。

今年はテラス前で新しい試みも見られました。お盆の暑い季節、少しでも涼しい気分になれるようにと、ギャラリーの井戸水を利用した「足水」と波の音を思い起こさせる小豆をつかった仕掛けも登場しました。足水は、予想以上に冷たく大人にも子供にも好評でした。

稲毛のおすすめスポットや記憶が蓄積された地図ノートも、今年はたくさんの来場者の皆さんに見ていただいたり、書き込んでいただいたり大活躍でした!

さらに今年は千葉大学総合安全衛生管理機構による「健康屋台」も登場しました。カフェに訪れた人も、思わず動脈硬化・肺年齢のチェックから健康相談まででき、よい機会になったのではないでしょうか。

 

日ごろお話する機会のない人と会話をしたり、空間を共にするのは、機会も少ないですし、意外と勇気のいるものです。

カフェkaikiは、普段できないコミュニケーションの機会を楽しく居心地のよい場にするために色々な工夫を重ねてきました。今年度もWiCANの皆さん、訪れてくださった皆さんのお陰で、とてもよい雰囲気で開催することができたと思います。また、次回もお楽しみに…。

 

【報告】千葉市中学美術部展

8月9日~21日、企画展「千葉市中学美術部展」を開催しました。

今年は千葉市内の20校(椿森中学校 緑町中学校 小中台中学校 花園中学校 蘇我中学校 幕張中学校 松ヶ丘中学校 稲毛中学校 幸町第一中学校 こてはし台中学校 高洲第一中学校 幕張西中学校 都賀中学校 みつわ台中学校 幸町第二中学校 越智中学校 泉谷中学校 有吉中学校 磯辺中学校 千葉大附属中学校)の作品が一堂に並びました。

日ごろはなかなか見ることのできない美術部の子供たちの多様な表現をご覧いただく機会となりました。

【報告】創造海岸いなげ展

8月9日(火)~21日(日)、企画展「創造海岸いなげ展」を開催しました。

今年で4回目を迎える本展では、クライマーの視点で捉えた独自の街に対する感覚を、写真やインスタレーションで表現する菊地良太さん、レリーフの技法を用いて、木材の風合いを生かした味わい深い作品を制作する橋本桐子さん、植物や自然の美しさを、油絵や色鉛筆等で、生き生きと表情豊かに描く水谷真弥子さんの3名をご紹介しました。ジャンルは全く異なりますが、3名共に日々の暮らしや風景の中に美しさや楽しさを見出し、それを確かな表現力で作品にされています。

●菊地良太さん(第一展示室)

菊地さんは、高校時代から続けているクライミングの身体感覚を自身の表現に取り入れています。クライミングでは、岩場を観察し自分のルートを開拓するオブザベーションという用語があるそうです。岩に「線」を引いていくようなこの行為を、菊地さんは見慣れた街の風景の中で実践します。建物や橋、街灯、モニュメント、川、木などの形状や線の美しさを改めて見直し、実際に自分で登ったり、ぶら下がったりすることで、地元千葉を中心に郊外の都市の景色に新しい価値を見出そうと試みています。

宇和島の海に架かる巨大な橋でブランコをしている壮大な作品「swing-uwajima」をはじめ、写真に写る人物はすべて菊地さん自身です。アスファルトの上でスノーエンジェルを作ったようなインスタレーション「line」は、大自然の中でクライミングを楽しむように、日常の街の人工的な風景にも分け隔てなく同じ視線を向ける菊地さんの感覚がよく表れた作品になっています。

 

●橋本桐子さん(第二展示室)

橋本さんは、木材にレリーフを施した作品を中心に制作しています。コイン、建築物の壁などに施されるレリーフは、装飾のために、平面に対してノミや彫刻刀で半立体的に浮彫りあげるのが代表的です。橋本さんの作品では、様々な木の木目や質感を生かしながら、木の表面を彩色し、彫刻刀で浅く彫ることで、抽象画と工芸の間を行き来するような独自の表現を試みています。

「G.G」は、繊細に彫られた表面が木漏れ日のように見えたことから、Greenの頭文字をとって名付けたそうです。また、自宅の擦りガラスから見える風景から着想を得た「Mado1-4」など、橋本さんの作品は見る人によって印象の異なる豊かな余白が感じられます。

 

●水谷真弥子さん(第三展示室)

水谷さんは、植物を主なモチーフに油彩の技法でいきいきと描いています。特に、最近では生活の中でふと目にとまった何気ない風景に美しさを見出し、透明感のある色の重なりとにじみ出るような油彩の表現を通して、みずみずしく温かみのある表現を洗練させています。

本展に向けて制作された<つちうるおう>は、水谷さんの自宅近くの道で発見した景色を基に描いたそうです。きらきらとした日差しとしっとりした草陰の対比が印象的で、他の作品と共に、みずみずしく暑い夏の空気を感じさせてくれます。

 

最終日21日には菊地さん、橋本さん、水谷さんの3名によるミニトークを行いました。

同時開催の「千葉市中学美術部展」の美術部の皆さんが参加してくださり、

千葉のアーティストと中学生の交流の場にもなりました。

 

【報告】世界児童画展千葉展

8月2~7日の6日間、企画展「世界児童画展千葉展」を開催しました。

世界児童画展は、公益財団法人美育文化協会との共催で開催する世界中の子供たちが参加できる絵画コンクールです。千葉展では世界の子供たちの優秀作品と千葉県の子供たちの入選作品400点以上が展示されました。上に紹介しているのは、特選に選ばれた千葉市内の子供たちの作品です。

初日にはオープニングセレモニーを開き、特別賞を受賞した千葉県の子供たちや入選した地域の子供たちに参加いただきました。

今年度は海外の子供たちの展示作品も多く、絵を通してどんな生活をしているのか、子供たちがどんなことに興味があるのかなどが伝わってきて興味深かったです。

 

 

 

 

 

【報告】夏休み子ども美術講座

7月30日(土)、31日(日)、夏休み子ども美術講座を開催しました。

千葉市内の小学校で図工を教える為我井先生、水野先生を講師にお招きし、小学生を対象に、植物の種や豆など手に入りやすい素材を使って壁飾りをつくる創作活動を行いました。

2日間で39名の子供たちがそれぞれの工夫が光る作品を完成させました。作品はこんな感じです。

 

【報告】親子お茶会

7月16日、毎年恒例の「茶道に親しむ会、親子お茶会」を開催しました。

今年は20名の小学生の親子に参加いただきました。

講師は表千家教授の堤宗智先生、助手に4名の先生をお迎えし、茶道についてのお話、お茶とお菓子のいただき方、お茶の点て方を体験しながら学び、最後にはペアの親子同士が主人と客になり、お茶を点てて出す本格的な実践も行いました。

今年は初めて参加いただくお子さんが多く、少し緊張しながらも初めて見る道具や綺麗なお菓子、体験に興味津々でした。また、来年も開催予定です。

 

【報告】観光地・いなげ展

7月5日(火)~17日(日)、千葉市民ギャラリー・いなげ1階にて企画展「観光地・いなげ展」を開催しました。

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かつて海辺の保養地として関東近郊で親しまれた稲毛の街。

明治40年代に千葉県で初めての稲毛海水浴場がオープンして以来、稲毛は春は潮干狩り、夏は海水浴に訪れるお客さんで大変賑わったそうです。その後、京成線や総武線が開通、稲毛駅も開設され、関東近郊で有名な保養地になり、旅館や別荘も数多く見られたそうです。

今回の展示では、そんな稲毛の記憶を、千葉城でおなじみの千葉市立郷土博物館と連携し、同館が所蔵する観光にまつわる様々な資料を通してご紹介しました。

当時、お土産用に海の家や旅館で販売されていた絵葉書には、稲毛の海や根上松などが映し出されています。中でも田山花袋など文豪たちが滞在したことで知られる旅館・海気館の往復絵葉書は、今では知る人がほとんどいない明治~大正時代の旅館の様子を伝えてくれます。

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海気館の往復絵葉書

また、京成沿線の路線図や稲毛街の鳥瞰図を見ると稲毛街の全貌も見えてきます。

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京成電鉄の路線図。昔、西登戸や黒砂の駅は海岸の名前が駅名でした。

 

国道沿いに並ぶ海の家の数は、市内の海岸の中で最も多く、当時の賑わいが伝わってくるようです。

その他にも、稲毛の納涼台をモチーフにした千葉市観光祭りのポスター、市内の観光スポットをまとめたパンフレット、旅館のパンフレットなどから、昔の稲毛の風景を垣間見ることができました。

会期中7月9日には「稲毛お話し会」も開催しました。ゲストの元千葉市史編纂委員の西川明さんと千葉市立郷土博物館学芸員の土屋さんをお迎えし、参加者の皆さんと共に稲毛の記憶を語り合いました。

展覧会でご紹介した資料の一部は下記のURLよりダウンロードいただける「海気通信10号」でご覧いただけます。展示にお越しいただけなかった方は、ぜひこちらよりご覧ください。

海気通信10号

【報告】山口マオの木版画講座

6月11日(土)、毎年恒例の千葉在住のイラストレーター・山口マオさんの木版画講座を開催しました。

今年は23名の皆さんが1日かけてハガキサイズの作品を完成させました。

まずは事前に参加者の方が描いてきた下絵のチェック。マオさんが一人ひとりの絵を見て、丁寧にアドバイスをしていきます。

当初は全員一版刷りの予定でしたが、中には「この絵は二版刷りの方がいいよ」とアドバイスを受けて、版木の裏表で多版刷りに挑戦する方もいました。

版木を彫り始める参加者の皆さん。今回は講師のマオさんの他に、版画経験のあるボランティアスタッフ6名の皆さんにもアシストいただきました。「どのくらい彫ったらきれいに刷れるか?」など素朴な疑問にも丁寧に対応いただきました。

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マオさんによる刷りの実演

午後の後半はいよいよ刷りの作業に入ります。作業に入る前に、まずはマオさんが自身の版木でいくつもの刷り実演してくれました。

同じ版木でも刷り方の違いで全く異なる表情に仕上がる版画の魅力が感じられました。

最後は完成した作品を並び、マオさんによる講評会で締めくくられました。

毎年、講師の先生の丁寧な指導、ボランティアスタッフの皆さんのサポート、参加者の皆さんのやる気で、毎年個性豊かな作品が出来あがります。来年度も開催予定ですので、関心のある方はぜひご連絡ください。

【告知】カフェkaiki今年も期間限定オープン

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毎年、千葉大学の「千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)」と連携して期間限定で行っているカフェ「kaiki(かいき)」が今年も8月13日(土)、14日(日)の2日間限定でオープンします。

平成23年にスタートしてカフェkaiki、毎年訪れてくれるリピーターの方も、初めてお越しなる方からも好評をいただき、今年で6年目になります。

今年もメンバー自作のかわいい屋台やレトロなかき氷機、稲毛の記憶や情報がつまった地図ノートもやって来くる他、現在WiCANメンバーが、カフェで会話をしながら楽しく過ごしてもらえるような仕掛けや工夫を考え、準備を進めています。どうぞお楽しみに…。

皆さんのご来場をお待ちしています!

*千葉アートネットワーク・プロジェクトの詳細は以下をご覧ください↓

ホームページ http://www.wican.org

twitter @wican2013